地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、広島の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

広島の地域情報サイト「まいぷれ」

広島市南区のおすすめイベント情報

藤森照信展 自然を生かした建築と路上観察

独創的な発想と使用素材で注目の藤森建築

お盆も明け、暑い暑い夏に終わりが見え始め、段々と涼しい時間が増えてきましたね。
さて、この度広島市現代美術館では9月29日(金)~12月3日(日)にかけ「藤森照信展 自然を生かした建築と路上観察」が開催されます。

近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残したのち、44歳で神長官守矢史料館(長野県茅野市、1991年)を設計し、建築家としてデビューした藤森照信。

屋根にタンポポやニラが植えられた住宅、自然木を柱にした鳥の巣箱のような茶室など、藤森さんの手がけた作品は、建築の通念を軽やかに超えた新しさと、遠い過去を想起させる懐かしさを併せ持つ、きわめて独創的な建築として知られています。
「路上観察学会発会式」<br>1986年 撮影:飯村昭彦
「路上観察学会発会式」
1986年 撮影:飯村昭彦
《神長官守矢史料館》<br>1991年 撮影:増田彰久
《神長官守矢史料館》
1991年 撮影:増田彰久

建築のみならず、「路上観察」や「建築探偵団」など、初期からの活動資料も展示。様々な角度から藤森照信を紹介

この展覧会では、建築と自然との関係を取り戻すべく藤森さんが取り組んできた「自然素材を現代建築にどう生かすか」「植物をどう建築に取り込むか」というテーマから、代表的な建築をスケッチ、模型や写真で紹介するとともに、これまで手がけた建築の屋根・壁・左官等の素材見本、家具、茶室などを展示し、建築家、藤森照信の仕事が紹介されます。
《多治見市モザイクタイルミュージアム》<br>2016年 撮影:増田彰久
《多治見市モザイクタイルミュージアム》
2016年 撮影:増田彰久

建築家紹介

《高過庵》<br>2004年 撮影:増田彰久
《高過庵》
2004年 撮影:増田彰久
藤森照信
建築家、建築史家。1946(昭和21)年長野県生まれ。
東北大学建築学科卒業後、東京大学大学院博士課程修了。東京大学生産技術研究所教授、工学院大学教授を経て、現在は、東京大学名誉教授、工学院大学特任教授、江戸東京博物館館長。
専門分野は建築史、44歳より設計を始め今に至る。近作に、《多治見市モザイクタイルミュージアム》、《草屋根》、《銅屋根》(近江八幡市、たねや総合販売場・本社屋)、史料館・美術館・住宅・茶室など建築作品多数。
近著に、『磯崎新と藤森照信の茶室建築談義』六耀社、『藤森先生茶室指南』彰国社など、建築史、建築探偵、建築設計活動関係著書多数。

開催概要

会期 2017年9月29日(金)~12月3日(日)
開館時間 10:00~17:00 ※入場は16:30まで
休館日 月曜日(10月9日を除く)、10月10日(火)
観覧料 一般1,030(820)円、大学生720(620)円、高校生・65歳以上510(410)円
中学生以下無料
※()内は前売りおよび30人以上の団体料金。11月3日(文化の日)は全館無料
主催 広島市現代美術館、中国新聞社
特別協賛 たねや
協賛 一般財団法人たじみ・笠原タイル館、秋村田津夫
協力 永青文庫、エルメス財団、株式会社ジェネラルハードウェア、公益財団法人 上田流和風堂、神勝寺、多治見市モザイクタイルミュージアム、茅野市美術館、筑波大学貝島研究室、細川事務所、ラムネ温泉館、路上観察学会、同文社
後援 広島県、広島市教育委員会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
企画協力 水戸芸術館現代美術ギャラリー

展覧会をもっと楽しむための関連プログラム

(1)プレ・ワークショップ

藤森先生と一緒に展示作品の一部、「炭つけ壁」「タイルすだれ」を作ります。

日時 9月18日(月・祝)9:00~17:00
講師 藤森照信
会場 広島市現代美術館内
対象 小学生以上(小学生は要保護者同伴)
定員 30名程度

※要事前申込(申込は広島市現代美術館ウェブサイトの応募フォームでご応募ください)
※申込締切:8月29日(火)
※申込多数の場合は抽選し、9月5日(火)頃までに当選者の方のみに連絡。

(2)藤森照信 講演会「自然を生かした建築」

藤森照信氏がこれまでに手がけた建築について語ります。
日時 9月30日(土)14:00~16:00
会場 広島市現代美術館地下1階ミュージアムスタジオ
定員 150名
※当日10時より受付にて整理券配布、要展覧会チケット(半券可)

(3)《せん茶》でお茶会

藤森建築の新作茶室《せん茶》でお茶会を開催します。
日時 10月8日(日)、10月22日(日)
各日13:30~/15:00~
亭主 上田宗篁(茶道 上田宗箇流 家元 若宗匠)
福間宗伸(茶道 上田宗箇流 師範代)
定員 各席5名、参加費/500円(別途、要展覧会チケット)
※要事前申込(申込は広島市現代美術館ウェブサイトの応募フォームでご応募ください)
※申込締切:9月20日(水)
※申込多数の場合は抽選し、9月27日(水)頃までに当選者の方のみに連絡。

(4)スペシャル対談 藤森照信×アトリエ・ワン

建築家であるとともに、フィールドワークに基づくユニークな活動により、優れた観察者としても知られる両者が、「見る」そして「つくる」対象としての都市や建築について語ります。

日時 11月25日(土)14:00~16:00
登壇者 藤森照信、塚本由晴・貝島桃代(アトリエ・ワン)
会場 広島市現代美術館地下1階ミュージアムスタジオ
定員 150名
※当日10時より受付にて整理券配布、要展覧会チケット(半券可)

(5)学芸員によるギャラリー・トーク

日時/10月1日(日)、11月26日(日) 14:00~15:00
※事前申込不要、要展覧会チケット

お問合せ先

開催場所 広島市現代美術館
住所 〒732-0815 広島県広島市南区比治山公園1-1
連絡先 TEL/082-264-1121(代表) FAX/082-264-1198

地図

人気のキーワード