まいぷれ広島 編集部が行く!
【広島市農林水産振興センター】広島の海や川の生き物に会えるよ!
海や川の生き物に会える!一般の方も見学可能です!
2022/11/15
今回は『広島市水産振興センター』に伺ってきました!
「広島市水産振興センター」って見学できるんですか?と思われた方!
広島の海や川の生き物についてしっかり、学習できる上に、水槽の中で優雅に泳ぐ生き物たちに癒されたりもします。小さなお子さんも絶対に喜ぶはず!
そんな施設のご紹介をします。
水産業についてもっと知ってもらいたい
広島市水産振興センターは西区の商工センター8丁目、八幡川の河口と海岸沿いに位置する場所にあります。
広島市域の水産業の振興を図るために、調査及び試験研究や担い手の育成・支援、そして、市民に水産業の理解と促進をするために学習会や水産関係イベント、水産業に関する情報を提供、発信しているそうです。
その水産業に関する情報提供の一環として、施設の一般公開をしているそうです。
何とも堅苦しく書きましたが、そんなことは全くなく、とっても分かりやすく、楽しみながら見学できる施設ですよ♪
【第一展示室】瀬戸内海に住む魚・漁業を紹介
第一展示室に行ってみました。第一展示室は、瀬戸内海の海の生き物や漁業について紹介しています。
まず、目を引くのが、大きな水槽です。
瀬戸内海にいる身近な魚たちですが、優雅に泳ぐ姿、癒されますよね。
それぞれの魚についての解説もしてあるので、見るだけでなく、しっかり学習もできます。
魚の仕組みを分かりやすく紹介したものも展示してありました。
珍しい魚もパネルで紹介しています。
展示室には昭和の初めごろの漁村の風景を再現したコーナーもあります。
今は機械化も進み、随分変わったそうです。
どうやって使っていたのか分かりますか?
昔の漁村の生活と漁具
栽培漁業…(水産動物の減耗が激しい卵から稚仔の時期を人間の管理下に置いて種苗を生産し、これを天然の水域へ放流した上で適切な管理を行い、対象とする水産動物の資源の継続的な利用を図ろうとするもの。
種苗生産・・・多くの水産物は、産卵やふ化の後に捕食されるなどして、成魚まで育つものはごくわずか。このため、一定の大きさになるまで、人工的に生育し、ある程度まで成長させること。
水産振興センターでは、栽培漁業を推進するためにマコガレイ、アユなどの種苗生産を行っています。
その詳しい生産方法をパネルやVTRで紹介しています。
実際に水産振興センターでふ化した魚や親ガニの展示もしていました。ふ化して10か月のマコガレイ、5センチくらいの大きさで思わず「かわいい!」っと声が出てしました。
黄金のオニオコゼ『金ちゃん』
こちらの水槽では、幸運が訪れそうなお魚がいましたよ!
なんとも神々しい魚ですが、オニオコゼだそうです。同じ種類の魚で、稀に何らかの原因で色が異なるものが現れますが、黄金色のオニオコゼはとても珍しいそうです。
捕獲されると縁起がよい魚だと重宝されているそうですよ。
実際は写真よりもっと黄金のオニオコゼでみるだけで運気がUPしそうな予感がします。
カキ養殖の方法が分かりやすくジオラマと写真で展示してあります。広島と言えばやっぱり牡蠣ははずせませんよね。
未来の海底をイメージしたジオラマがあります。想像を膨らませながら、お子さんと話しが弾みそうです。
【第二展示室】太田川水系に住む魚たち&世界の貝
第二展示室には太田川水系の生き物や世界の貝が展示してありました。
ニホンイシガメやスッポン、ドジョウなど川の生き物を見ることができます。
職員さんが川に捕りに行き展示している魚もいるそうです。
ニホンイシガメ
オヤニラミ
特に『ヨシノボリ』という名前の魚は沢山種類があり、センターにはそのうちの6種類展示しているそうです。ほとんど見分けがつかないです。本当に、どこが違うのか、間違え探しみたいで、楽しいですよ。
すべての正解したら、もう、ヨシノボリ博士かもしれない!?
オオヨシノボリ
ルリヨシノボリ
『太田川と広島湾~アユの一生~』教室ではアユを増やすための取り組みなどの説明。投網体験や掴み捕り体験など行われました。
今回初めて、水産振興センターを見学させていただいて、次は子どもと一緒に来たいと思いました。きっと、海や川の生き物、漁業に対しても興味をもってくれるはず!
こちらでは、5月を除く、毎月第3日曜日に子ども向けの『海辺の教室』が開催されています。(対象:広島市内在住の小学校3年生から6年生 参加費:無料)
カキ養殖の教室ではカキ打ちをしたり、塩づくり体験や海のプランクトンの観察、アユの一生についての教室など、毎月違うテーマで開催されています。
興味のある方はホームページをチェックしてみてくださいね。