セツブンソウが開花 Spring ephemeral ※1
広島市植物公園
16年前、自生地がダムに沈み絶滅のおそれがあるとのことで、広島市植物公園に寄贈された2株のセツブンソウ(節分草)。園内で大切に増やされ、花を咲かせはじめました。
セツブンソウはキンポウゲ科の多年草で準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)に指定されています(園芸用の採集、道路工事、植生の遷移が減少の主要因とされています)。
花の大きさは約2㎝と、一見小さくて地味ですが、よく見ると、黄色、ピンク、紫、青、白など色とりどり※2。
一つの花の中に、こんなにもたくさんの色が見られる花はあまりなく、とても人気のある花です。
名前の由来は、節分の頃に花を咲かせることからです。
毎年花をつけた株から種子をとり、種まきを続けて株数を増やしてきました。種を播いてから花を咲かせるまで約4年の歳月を必要とすることもあり、当初は思うように株数が増えませんでしたが、現在では50株ほどに増えました。3月上旬ころまで見ることができそうです。
県内でも野生の株が咲いている所は庄原市などの県北を中心にごく僅かです。当園は、広島市内でこの花を見ることができる数少ない場所です。なかなか見ることができないためか、花言葉は“人間嫌い”。16年前にダムに沈む運命にあった2株のセツブンソウがたくましく成長している様子をぜひご覧ください。
フクジュソウ、スノードロップ、クリスマスローズなど、春を告げる花たちも開花しています。早春の可憐な草花たちを、お楽しみください。
※1Spring ephemeralとは…春植物。他の植物がまだ眠っている早春に花を咲かせ、樹の若葉が茂る頃には地上から姿を消してしまうことから、スプリングエフェメラル(直訳すると春のはかない命、転じて「春の妖精」)。
※2花の作り…花弁のように見えるのは、がくで、その内側に黄色で雄しべのように並んでいるのが、花弁の変形した蜜(みつ)を出す腺(せん)、さらに内側の紫色が雄しべで、雌しべは、その中心にある。花弁のように見える半透明のがく片が独特で、ちょっと他には類がない。
- 開園時間9:00~16:30 (入園は16:00まで)
基本情報
| 名称 | 広島市植物公園 |
|---|
| フリガナ | ヒロシマシショクブツコウエン |
|---|
| 住所 | 731-5156 広島市佐伯区倉重3-495 |
|---|
| アクセス | JR五日市駅北口より薬師が丘行きに乗り、植物公園バス停下車すぐ |
|---|
| 電話番号 | 082-922-3600 |
|---|
| ファックス番号 | 082-923-6100 |
|---|
| 開園時間 | 9:00~16:30 (入園は16:00まで) |
|---|
| 休園日 | 金曜、年末年始 |
|---|
| 関連ページ | ホームページ
|
|---|