広島市植物公園では、5月28日（土）から6月9日（木）までの日程で『葉っぱスキャンワールド～スキャンされた植物が魅せる癒しのアート～』を開催します。この展示会は以前神奈川県での開催がありますが、今回は2回目で西日本では初めての展示会です。
出品者の林将之氏によって作り出された作品の数々は、すべて実際の植物を市販のスキャナで取り込んで作られたものです。この方法では、細部までしっかりとピントが合い、自然な影が付いた立体的な画像が得られます。葉っぱの脈や細かい毛、寄生した虫までを鮮明に拡大して見ることができ、植物の生態をユニークに解説したコメントが添えられています。林氏はこの手法を用いて数々の図鑑を執筆されています。
見慣れた植物もスキャナで撮ってみると、それまで見えなかった美しさが見えてきます。不思議な葉の造形、宝石のような紅葉、冬芽のひょうきんな顔・・・　自然の創り出した癒しのアートをご堪能ください。

『葉っぱスキャンワールド』展示会
【期間】平成23年5月28日（土）～6月9日（木）
9：00～16：30（最終日は15：30まで）
※金曜日休園
【場所】広島市植物公園（展示資料館 展示室）

『葉っぱスキャンワールド』講演会
【日時】平成23年6月5日（日）13：30～15：30
【講師】樹木図鑑作家　林将之氏
【内容】植物の葉などのスキャン画像と樹木の
見分け方について
【場所】広島市植物公園（展示資料館 講堂）

林将之（はやしまさゆき）氏のプロフィール
1976年山口県田布施町生まれ。千葉大学園芸学部卒。樹木図鑑作家。環境ジャーナリスト。大学時代に樹木に興味を持ち、葉で見わける方法を独学し始める。
葉を直接スキャナで取りこむ方法を確立し、全国で葉の画像を収集している。
わかりやすく樹木や自然を伝えることをテーマに、執筆活動や森林調査に取り組む。
「葉で見わける樹木（小学館）」、「紅葉ハンドブック（文一総合出版）」など著書多数。5月26日には最新刊「葉っぱで気になる木がわかる（廣済堂あかつき）」発売。
HP樹木鑑定サイト「このきなんのき」主宰。